四国西部。
作業終了後、宿に帰るまでの間に、ヤモリを探す練習に行く。
最近、爬虫類や両生類を探すのに負けが続いていて、どうもいけないので。
夕方の入り組んだ海岸沿いの小道を進む。
と、下校途中の制服夏服男女が、なにやら青春チックに護岸のそばでだらだらとダベっている。
うわあぁ、青春だのう。
見ているだけでこっ恥ずかしくってカラダが溶けそうだよ。
しかも、男子の方は喫煙中という調子こきっぷり。
チラチラこちらを気にするハラが座っていなさが見ていてイタい。
ジャマなんてしないからさ、あとね、うらやましくなんてないからさ。
青春の1ページを刻み未来へ向かう若者たちのすぐ横で、蚊に喰われながらヤモリを探す練習に励む中年のワタクシ。
あぁ、痛いのはどっちか。
月はどっちに出ているのか。
いそうな神社だが、発見できず。
海辺の小道を進む。
海辺は猫があちこちに。
まったく物怖じせず逃げもしない態度がでかい猫くんたち。
お、これは!
ヤモリ・チャンス★ポイントに到着です!
さて、この場面、ヤモリを探すためどこを見るべきでしょう?
難易度2かなぁ。
はい!
いましたねー、そして卵のカラもたくさんありますねー。
ということで、正解は「お地蔵さんの前掛けの下」でした。
さて、このヤモリは以前も登場したちょっと珍しいヤモリの「タワヤモリ」。
『日本の本土に生息する唯一の日本固有種のヤモリです。瀬戸内海を囲むように分布していて大分県にも分布していることはかつて四国と九州が地続きだったことを示しています。』
(「
日本の鱗たち じゃぷれっぷ in FIELD Star」のタワヤモリページより )
お、枯葉とおいたらば少し体色が黒くなったでござる。
あぁ、ヘビを探すのも難しい。
あぁ、暑かった、ハラ減った。