雨の上がった朝、家人と「すさき野外博物館 カンムリカイツブリの海」に参加してみました。
高知の浦の内湾を走る市営の巡航船に乗って海の野鳥を観察するイベントです。
【須崎市が定期的に開催している「すさき野外博物館」。今回は毎年浦ノ内湾で冬を越すカンムリカイツブリをはじめとして、さまざまな水鳥たちを巡航船に乗りながら観察します。】
須崎市の巡航船案内のページはコチラ☆
『通学の児童生徒をのせて湾内を進む巡航船。浦ノ内湾内を1日上下4便ずつ、2隻の市営巡航船が運航しています。一般の方も乗船できますので船旅を楽しんでみませんか。航海距離は18.7km。航海時間は1時間7分。
【運休日】日曜日、祝日、年末・年始(12/29〜1/3)』
http://www.city.susaki.kochi.jp/03_shimin/toshikeikaku_koukyoukoutsuu/jyunkousen/jyunkousen_top.html
カンムリカイツブリはこんな鳥。すでに夏羽の気配。
集合場所周辺のステキ張り紙や看板。
うまそうじゃん。
乗り場は堤防のココ。
どんな船かとおもったら、なかなかかわいい。
運転席。
キッズたちのテンションが高まって高まって。
ガスの残る鏡のような凪の水面を出航。
養殖イカダを抜けて進んでいって。
途中で乗り換え。
さよならー。
すぐに乗り換え便が到着。
いやー、鳥はそれなりでしたが、船は楽しいものですね。
GPSによる本日の航路軌跡。
で、今日の参加者の方々と雑談していて何人かの方に質問されたのが
「カイツブリ」ってどういう意味ですか?語源はなんですか?
ということでした。
覚えていないのでちょっとわかりませんが、古名は「にほ」や「にお」だったと思うので、おそらくカイツブリという言葉は中世もしくは近世になって生じた名前のように思います、ただ、意味は今はわかりません。カイが貝なのか、例えば「かたつむり」の「かた」は陸で「つむり」は貝の意味らしいので、カイツブリ=貝貝かもしれません、カルガモは鴨鴨という意味らしいので案外あるのかも、とお話ししたのですが。。。
帰宅してから調べてみました。
『カイツブリの語源に関し、大言海は「掻きつ潜りつの約か、或は、づぶりは水に没する音か」といっている。房内幸成は、古語と方言の研究から、匙(かひ)と瓢(つぶり)で、体形がひょうたんの形をしているからとしている(略)。一方、細野善鬼も同様の研究から「掻き頭(つ)潜(ぶ)り」と解している(略)。これらの説の中で、大言海の後者の説(
づぶりは水に没する音とする説)が穏当であろう。』
古事記・万葉の時代には「にほ」「にほとり」などが用いられ、室町時代になると「かいつぶり」の名が現れ、安土桃山時代の日本・ポルトガル(葡萄牙)語辞書には「にほ」「「かいつぶり」」の両方が出ている。江戸時代になると「かいつむり」とも呼ばれるようになったようでござる(以上は「図説 鳥名の由来辞典」柏書房株式会社,2005 第1刷より)。