四国自然史科学研究センター主催の「高知の自然の情報を残す人をつくる」の講座に参加。
「サンゴと磯の生きもの」、海産無脊椎動物類の分類と標本化して残す方法を学びます。
講師は、大月町にある黒潮生物研究所の岩瀬さん。
「今日は、顔の無い生物です。」
ははは。
クモヒトデの標本化。
いきなり初めての留意点にあふれて勉強になる。
造礁性サンゴ、キクメイシとミドリイシの標本化。
スギエダミドリイシ、クシハダミドリイシ、キクメイシなどのサンゴの骨格標本作成。
ハナヤサイサンゴ(左)。
沖縄の海岸のビーチの波浪の影響をモロに受けるような浅い所なんかでよく見かけるサンゴ。
先駆性の種だそうで、産卵は卵のバンドルではなく、プラヌラ幼生の形で行うそうである。
うむうむ、なるほど、そうだったのか。
ハナヤサイサンゴ(左)。
イソギンチャクの標本化。
麻酔が命!だそうです。
ウニの標本化。
シラヒゲウニ、おいしい。
ラッパウニ、苦みあり?
カシパンじゃなくってタコノマクラ。
アリストテレスのランタンとも称される口器の取り出し。
除肉した口器。
口器とウニの殻(トゲは除去)、ラッパウニ。
口器とウニの殻(トゲは除去)、左からムラサキウニ、ナガウニ、シラヒゲウニ。
本日のお品書き、的なもの。
閑話休題。
帰りに近くのコウモリのいる場所を見て帰る。
ユビナガコウモリ。
全部飛んでて、よくわからーん。
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帰宅後、NHKスペシャル
「日本人イヌイット 北極圏に生きる」を見た。
グリーンランドの地球最北の村に暮らす3代の日系イヌイットの生活をイサム少年の成長を軸に夏の数ヶ月追った映像。
ウミツバメ(アバリアス)をタモアミで捕まえて、キビヤ(キビャック)を作るシーンと食べるシーンを見ることができた。おいしそう。
知識ではアザラシの腹腔内に数十羽のウミツバメを詰めて土中で冷温発酵させると知っていたが、番組ではアザラシの胴体ではなく「アザラシの袋」となっていたのが興味深い。アザラシの革袋でいいのかな?そういえば、コミック「もやしもん」の第一話にキビャックみたいなのが出てきて読んだ時に「え”ーっ、これ解釈違うんじゃない?」っと非常に違和感を感じたのだけども、やっぱり番組見ながら「もやしもんのアレじゃキビャック出来ねーよ」と思うのでした。(「もやしもん」はのりきれなくて2巻で挫折中)。
とにかく、ワタシもキビヤを食べたい。
あとは、番組中で「イッカクの皮はみんな大好物」みたいなナレーションがあって、これも非常に食べてみたい。
ワサビと醤油を持参したい。
オヒョウのルイベ、アバリアスの姿煮、イワナの干物(チャーのことかな?)
セイウチを解体した時に、イヌイットの人達は胃の中にたくさん詰まったホタテなどの二枚貝のむき身をたらふく食べる、というシーンも見れるのかと思ったが、それは無かった。
とにかく、ワタシも食べたい、ワサビと醤油を持参したい。
だって貝が好きだもん、きっとイッカクもキビヤもチャーも好きだと思うし。