メモ
南国から珍客、海陽町で保護 アカオネッタイチョウ 2011/7/23 10:33
徳島新聞
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/07/2011_131138483106.html
南国から珍客、海陽町で保護 アカオネッタイチョウ 熱帯や亜熱帯地域で生息する鳥・アカオネッタイチョウ=写真=が海陽町で見つかり、町職員の成田愛治さん(59)=大里=が自宅で保護している。日本野鳥の会徳島県支部の三宅武支部長(68)によると、県内への飛来が確認されたのは過去2度あり、いずれも大きな台風後で、今回も台風6号の影響で迷い込んだとみられる。
20日午前8時ごろ、同町浅川の県立南部防災館駐車場で動かなくなっていたのを同館職員の谷本壽廣さん(61)が発見。野鳥の保護の経験がある成田さんに預けた。鳥は翼を広げた幅が約60センチ。体が白い羽毛で覆われ、くちばしや尾が赤い。
三宅支部長が確認し、アカオネッタイチョウと分かった。後頭部の毛が黒いことや尾がまだ淡い赤であることなどから成鳥になる前とみられる。
アカオネッタイチョウは、ネッタイチョウ科で南インド洋や太平洋上に生息。日本では小笠原諸島や八重山諸島などで観察され、環境省が絶滅危惧鵯B類に指定している。
保護した鳥は小魚を食べており元気そうだという。1週間ほど様子を見て放す予定で、成田さんは「元気になって元の場所へ帰ってほしい」と話している。