先日、散歩に行った近所の山辺の野鳥が良かったことに気を良くして、朝から家人と義父母と4人で散策する。
オオルリ、キビタキ、センダイムシクイなどの夏鳥の声がするが、姿はなかなか見えない。
時々遠くをカワセミが飛ぶ。
水辺の公園を散策し、曇った中、遠目にアカハラが見えたくらい、それなりにテンションも下がり。
じゃぁ、帰って喫茶店にでも行ってモーニングセットを食べようかという話になる。
やれやれ、いきましょうか、お茶でも飲みましょう。
わたしは腹が減ったと主張する家人。
青葉の伸びた桜の間を戻りはじめる。
家人が、
「野鳥のヤツら、サービスするならもう今しかないぜ!せっかくアヤコ(義母)さんが元気になってわざわざお出ましになったのに。今を逃したらもうこの場所をアピールするチャンスはないよ!」
と高知の中自然に脅しをかける。さすが土佐女。
ビンズイが2羽、ちー、と鳴きながらヤブの方へ飛んで行く。
集落の薮の横の電線に1羽ビンズイが止まっているのが見えたので、家人と義母にお知らせする。
すると、家人が思わぬことを言う。
「右のヤツが赤く見える。」
なに?右?アカハラのこと?腹が赤いの?
「右のヤツのノドが赤く見える。」
ノドが赤い!
ノゴマかも!
あわてて右の遠いヤツを探して見ると、確かにノドが赤いノゴマの立派なオス。
うわぁ、1年半ぶり。
写真、写真、とあわてて草むらを登ってノゴマの止まる電線のある集落に向かう。
カメラカメラと準備の間に、運悪いことに地元車接近。
こっちにくるなよ!と思っていると、丁寧なことにバックで近づいて来て、近くでぐるぐると車庫入れを始める。
そしてノゴマはヤブの中へ飛んで逃げた。
戻ると鳥を発見した家人は得意げな様子、そして
「下から見ていて、あんたがあわてて登って行ったところに横から車が近づいて行って鳥が飛んで、コントみたいやったわ。」
ふぅー。
まぁ、見れてラッキーでした、ありがたいことです。
高知の中自然の唐突かつ過剰なサービスに多謝、多謝。
なんにしても家人がえらかった。
アニマル・パワーだな、ケモレンジャーの一員だな。
帰りにシロマダラの脱皮殻を見つける。
帰りに喫茶店のモーニングを食べて帰る。
モーニングのセットで腹一杯。
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今日の風景
とあるレストランの龍馬ゾウ
英国王子結婚と浦戸湾の大物スズキの写真が同程度の扱いの高知新聞。