寝床で鳥を見る

(なまけでこ増量中の備忘録的日記)

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2020.05.01 Friday

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2011.02.28 Monday

北越雪譜のキツネのはなし

午前、結構な雨。通院。待合室で病院通信を読む。今号は、「北越雪譜」という江戸時代の雪国の生活を記した文書の紹介というシブいラインナップ。大先生のご趣味らしく、以前の「甲子夜話」の「西洋人間」に続き、ワタシはいいけど他のヒトはどーなの?という楽しい内容。
以下、文中より引用
『雪崩、雪中洪水、吹雪などの雪国の災害を記す中で面白がって書いてある記事は『狐を捕る』の項目。『春陽の頃は積もりし雪も軟らかくなる故、夜な夜な狐の徘徊する所へ、麦などを搗く(つく)杵を打入れて二つも三つも杵穴を作り置けば夜に入りて穴は凍り岩の如くなる』、そのあたりに狐の好む油粕を散らし置き、穴の底へも入れ置く。深夜、狐が餌につられて穴の底までもぐり込んで油粕を食い尽くして、さて出ようとしても出られない。その穴へ水を入れると狐は溺れ死ぬ。最後ッ屁をするまで待って、尻毛を掴んで大根を引き抜くように狐を引き抜く。時には二尾も三尾も引き抜くことがある『事の序(ついで)に記也り』とある。』
なるほど、このキツネの話は、以前から本で目にしたりしたが、この北越雪譜が出所だったのか。

午後より外出。河口でシノリガモ3羽が目撃されているので、探しに行ってみた。いなかった。
そのあと、山で3週間ほど前にオオマシコの目撃があるあたりにいってみた。オオマシコは無理でもハギマシコでも見たい。山道の雪は解けていたが、野鳥はいなかった。
林道の法面の法枠工の高いところをキツネが滑りながら登っていた。キツネは平地が好きだとばかり思っていたが、思いっきり急斜面をよじ登っていて、意外だった。認識を新たにせねば。
確定申告の整理をしながら、ビールと日本酒を舐めて、Cさんと世の中の悪口を言ってから就寝。

2011.02.27 Sunday

「東京大学生まれのみどりむし」って、消費意欲がわき上がるキーワードなの?


なぜか須崎にていただいた海ぶどうを食べたら、おいしかった。
ありがとうございました。

今日は、朝方晴れ、日中曇り、夕方から雨。

家人と近所を散歩する。
いろいろ起きてから、雑用をやったり海ぶどうのお礼メールをしたりしていると、
「あなたは、夫婦の関係を良くする努力をしていない、もっと二人話し合ったりする時間にココロを砕くべき。あなたは昔からそうだった。」
というようなことをこんこんとお話いただいた。
忍び寄る倦怠期、これで渡辺淳一的展開でもあれば、楽しいのだけれど。
そういうわけで、散歩の間、家人が最近ネットで気に入った様々なすばらしすぎる情報をワタシは真摯に受け止め、二人の関係の維持に努めたのだった。
そんな、たゆまない努力の間にも、街の謎物件が私たち夫婦を惑わすのであった。


東京大学生まれのみどりむし、ねぇ。
赤丸つけるほどのものなの?
どうすんの?食べるの?まぶすの?鼻から吸うの?
なんで散髪屋で売ってるの?
クロレラとかクロスタニンとか、そういう健康食品系なのかな?
そんなの食べずに、お菓子を食べればいいのにね。

スーパーに食材を買いに寄る。

商品名オランダ、うーん。
天ぷらの語源は、たしかポルトガル語だかスペイン語。
なじょして阿蘭陀?

梅林の横を歩きながらパンをかじり、小鳥を観る。

ほか弁屋で弁当を買って近くの公園まで歩いていって、にぎわう公園で遊ぶ親子連れを眺めながら食べる。
弁当屋のカレーは甘くておいしい。
遊具の工夫と、その集客力、自販機のセブンティーンアイスが子供に及ぼす吸着力に感心する。

このひとは手が長い。

テンションが高くなっておかしくなっている子供たち。


海の方には、シノリガモが来ているらしい。

2011.02.26 Saturday

「すさき 野外博物館 水生昆虫観察会」に勝手に手伝い参加の巻

ビールを大量に飲んで、懇親会終了時にはほとんどダウンで路上にうずくまった昨夜。
革パン先生も忘れ物を残して行った。

港町の宿舎、あさ6時、出航の?サイレンが鳴ると、横で寝るMさんがうなりながら跳ね起きて、また寝た、ように思う。Mさんは地域の消防団の活動をされていて、サイレンで即座に出動しなくてはいけないので、サイレン条件反射がついているそうで、つまり、港町の宿の朝では、いろいろ大変のようです。
で、ワタシと言えば、ものすごい二日酔い、朝食はみそ汁とお茶だけいただいて、NHK連ドラ「てっぱん」が始まっても布団の中で画面も見れず、うなっていたのです。が、みそ汁のチカラってのはすごいもので「てっぱん」の終盤のころには、起きて着替えられるようにまでなりました、ふぅー。

で、午前は「すさき野外博物館−須崎の生きもの観察会 水生昆虫類観察会」に押し掛けお手伝いに行きました。

↑二日酔いのまま、案内看板を書いてみました。
現場に行ってみると、昨日の「よもやま話」の講師の面々、愛媛の面河山岳博物館の方、水生昆虫類調査分析も業務でやっているMさんとその職場の方、高知の野鳥界の重鎮Hさん、須崎宝塚愛好会の副会長さま、微妙な立ち位置のワタクシとそうそうたるメンバーが、マイ胴長などをはいて河原でたむろって開始を待っているワケです。
遅れていらっしゃった講師の素敵なイシカワ先生が、皆の顔を観て絶句!
イシカワ先生「げー、なにこのメンツ!専門家ばっかりじゃないの。あたし、こんな観察会イヤだー、帰りたい!。子供は?子供は?」
今日は、直前に会場変更になったそうで、それが参加家族に伝わっていないのかも。
開始時間になっても、1家族も現れず。。。。

しばらくして、1家族がようやくいらっしゃったので、イシカワ先生も「これで、子供向けのプログラムが出来る」と、ほっと一安心。
開始して、採集しているうちに、つぎつぎ参加家族がお見えになって、なかなかの盛況になる。


ボウズハゼも捕れる。


アカザも捕れる。

テナガエビもたくさん捕れる。テナガエビはヒラテテナガエビとミナミテナガエビの2種類。
おいしそうないいサイズ。こちらは愛媛の方が、食材用にお持ち帰りになられました。


お天気もよく、生物もたくさん捕れて、楽しく終了。

午後は地域の野鳥の調査のお手伝いで海の方へ。






終了後、帰宅。

2011.02.25 Friday

「すさき いきものよもやま話」に行ってみる

地域の自然環境活動を通じて理科学習の充実や経済的にどうにか収入につなげることにできないか、というシンポジウム「すさき いきものよもやま話」に行ってみた。

おぉ、すさき。

四国自然史科学研究センターが講師。休耕田復元によるカエル繁殖地の変化の状況は、カエル相の変化が少し意外な展開であった。興味深い話題だった。また、環境と地域への取り組みの先進事例として、四国の2施設団体の方のお話があり、こちらも勉強になるのでした。

で、会場で10数年ぶりに高知の哺乳類を調べていらっしゃった方にお会いしたりしたのです、「たにぞうくん、何か団体もっていたら助成金が申請出来るよー。オヒキコウモリ?あれはいるでしょ、もともと。。。」いきなりセールス・トークで洗剤なんか買わされちゃいそうな勢いなのですが。なかなか、ヒトのつながりとは、縁が切れたようでつながっているもので、袖触れ合うのも多生の縁、ぽーにょぽにょぽにょ真鱈の子、「三回忌 乳飲み子抱いた 未亡人」(川柳のらりくらり 週刊文春12月16号より)ってことなのかなー。
それはさておき、魚屋のなまこ価格が非常に魅力的であった。「自分で切ってね。」と、はいはい切りますよー、と購入したかったのですけれど、ちょいとすぐには帰宅しない予定だったので、保留です。

魅力的価格。あの100円の袋の中は、なに?

地域の団体のチラシ。
モチーフは名物?のウツボなのですけど。
うーん、予算かかってるけど、何かを間違えているような気がしないでもないような。。。。。

噂の鍋焼きラーメンをお昼に食べる。
注文して来てから気付いたのだけれど、ワタシは猫舌で食べるのに苦労することになった。

やなせ。

街路の標識。

海辺の駐車場。
対岸に太平洋戦争末期の特攻兵器「回天」だっけ、「震洋」だっけ?かの格納穴が見える。
ユビナガコウモリがいるんじゃないか、そんな話になる。

で、宿舎の民宿に早めにチェックイン。
部屋の名前が野菜という異色のセンス。






オクラの間に宿泊。
まもなく「お風呂の準備が出来ました!」とお声をいただいたので、同室のMさんと、じゃぁ、汗でも流してからビールを一杯やりますか、平日ですけどいいですか、ということになり、風呂に入る。
が、湯船に入ってみると、お湯がまだ水だった。
うーん、寒い。
熱湯をじゃんじゃん注ぎながら、少しずつ温もってくるお湯に浸かっていると、脱衣所の携帯電話が鳴り始める。
はいはい、全裸で風呂場でエコー・トーク。
Yさん「いま、どちらですか?」
ワタクシ「えーと、風呂場で全裸で湯船の横です。」
Yさん「あはははは。干潟を観に行くのですが、よければ行きませんか?」
ワタクシ「行きます、行きます。」
寒い。
風呂を切り上げて、Mさんのクルマで干潟に向かう。
Mさんのクルマに見たことのあるなめした皮がのっている。
おぉ、これは、解剖会で剥かれたタヌやん。
上手になめしてある、冬毛ふわふわでムートンみたいだ。
3人の娘がいるMさんに、それぞれの子でタヌやんについての反応が違うことを教えていただく。


夜、居酒屋で懇親会。
地元に暮らす革パン先生に無理言って来てもらったので、簡単にご紹介。
革パン先生「えーと、ハカセ(ワタシの事)は・・・・」
しー!、ストップ!
解説すると、私たちの目の前に座られている少なくともこの4人とあとそっちの方にも奥の方にも。並んでおすわりなのは本当の博士、魚やほ乳類や鳥のリアル博士なんです。いつも言うように、ワタシは「ハカセ担当」なので、その言葉は言っちゃ、ダメでござる。ハカセ・グループや地元の方になにか妙なのが間違って混ざってしまって、ビールを飲んでいる、そんな感じなのですよね。

2011.02.24 Thursday

さっさとあきらめなさい

引き続き内業の一日。
死ぬ思いでレコーダーの声をたどるが、皆がものすごく早口でモゴモゴと喋り(早口でモゴモゴ、は技術が必要な気がする)、そして、文章の体をなしていないようなデフラグみたいなセンテンスの連続だけで会話や会議がスムーズ?に進行していくのである。
文章に起こした会話を読んでも、はぁ?ってカンジのずいぶんな違和感である。
考えれば不思議である。

さて、このおたのしみ人生相談の連載が、先日単行本化された。
買うかどうするか考え中。

2011.02.23 Wednesday

島にきまっている

今日はテープおこし作業。
朝からICレコーダーと格闘する。
自分のもの+お借りしたICレコーダーが何個かあり、比べてみるとPCM録音という最近のやつ(もちろん借り物)の感度と音質がピカイチだった。
すげぇ!よく聞こえる。
でも、おっさんの言っているごにょごにょが分からない。
予想通り非常に苦しむ、香川のローカルな地名を早口で説明されるとこなんか、もうお手上げ。

夕方、家人と大きめのスーパーに行く。

だ!だーん!来ました、土佐の魚ハダカイワシ
スーパーにこれが並ぶ辺りが。


おなじみきんこん土佐日記。
最近では龍馬伝の最終回をディスって全国的な話題に。

家人の足が止まり、
「四国は島ってコト?」
とブツブツいわせた紙。

島だよ、島。
グリーンランドより小さいから島でいいじゃない。

さてと。

メザシとニギスを足したような味でした。
ごちそうさまでした。

2011.02.22 Tuesday

ミニチュアホースがかわいかった


よい天気。
小規模な農業用導水路をのぞきに行く。
越冬コウモリは数を減らし、ユビナガコウモリはいなかった。


近所の暗渠?をのぞきに行く。
越冬コウモリは数を減らし・・・とおもいきや、天井の管の隙間に潜んでいた。気がつかなかった。
ユビナガコウモリはいなかった。


ご城下での会議のお手伝い。
会場に行くと、地味なスーツのメンバーで溢れる。

おぉ!この揃えたようなスーツの地味さと密度の高さは、要人警護で動員された私服の警官たちか?
フリー・チベット!奈良にコキントーさんがいらしゃった時はこんな感じだった・・・・、某国要人もしくは皇族関係者か?
そういえば今日の会議の議題は鳥。
もしや!
と思って緊張していると、「就職合同説明会」のカンバン。うーむ。
リクルートスーツの若者たちにエレベーターで囲まれ、居心地が悪い。
若者たちがエレベーター慣れしていなくて、なかなかドアが閉じない。

帰りに古い導水路をのぞきに行く。
ユビナガコウモリが数個体、モモジロコウモリはおらず。
繁殖期はどうなのだろう。


帰路、三里のあたりで、道ばたで気になるものが目に入る。
これは、馬がいるところ?

道路反対を観ると、ロバのパン屋。
うむうむ。
ここは、例のあの動物がいる場所では?

観ると、リャマみたいなやつがいる。
断ってのぞかせてもらう。








2011.02.21 Monday

こねこねデイズ


あたたかい日。
今日は気温が17度まで上がったとテレビが言う。
三日連続でアマガエルの声を聞く。
連日、家の手伝いで粘土と格闘、家内制手工業化する我が家。
合間に今月号の雑誌「バーダー」のムシクイ特集を読むが、さっぱり各種の違いが分からない。
午後、弱い地震。

2011.02.19 Saturday

近所のアカガエル産卵

家人がレンタルで借りたアメリカのドラマ「glee」が、すばらしく面白い。

家の手伝い、こねこね。
午後、地元のカワウの調査お手伝い。
向かう途中で、アカガエルの産卵しそうな水田に寄ってみる。
ヤマアカガエルらしい卵塊が数十個あった。
先月29日にはなかったので、その間の産卵。
多くはまだ産卵後間もなく、いくつかは既にふ化している。
近所の乾田化が進んでいて、そんなに産卵場所はないようである。
全国各地でアカガエルの産卵がはじまっている。
日本全国アカガエル産卵前線http://web.hc.keio.ac.jp/~fukuyama/frogs/temp/map.html


日暮れとともに寒くなる、寒い。

帰りに焼き鳥を買いに寄ると大人気。
目の前で欲しかった串が売り切れる。


2011.02.18 Friday

テレビの鯛汁粉じゃなかった、鯛ぜんざい

義父が摘まれたふきのとうを夕食でいただく。
おいしい。

今日は、概ね晴天、書類の整理、家のこといろいろ。
近所の建屋の解体が始まる。

夜、テレビを観ていると、NHK四国ローカルの番組で高知のあの鯛の入ったぜんざいをやっていた。




別に古くからいわれのある郷土料理ではないそうである。

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