寝床で鳥を見る

(なまけでこ増量中の備忘録的日記)

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2020.05.01 Friday

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2010.03.17 Wednesday

動物を見に行こう  帰れなくなる


春の野山の小動物と野花の写真を撮りに行く有鱗妖精さんにお願いして、里山へついていく。
今日は2種の魚類、1種類の両生類そして1種類の鳥類の撮影が目標です、探すのに忙しいですよ、とビビらされる。
が、早春の野山には、まだそんな面白げな生物の影は薄く、はっきりいって、狙いのいきものは全然見つからない。
ふぅー。

春の花、ショウジョウバカマ。
少ない。
スミレのたぐいも探したが、さっぱり見当たらない。


お目当ての一つ、カスミサンショウウオの卵塊。
田んぼ横の山際の幅70cm、水深5cmほどの水路中にあった。
イメージの場所より浅いなぁ。おまけに少ない。
良好な産卵環境ってカンジじゃない印象。
しかし、目標はカスミサンショウウオ成体なので、付近で一生懸命探す。
残念ながら見つからなくガックリする。



こちらは、ニホンアカガエルの卵塊。
水深5cmほどの水田中にあった。


孵化したばかりのオタマジャクシ。

だいぶん成長が進んだオタマ。1月末〜2月上旬の産卵かしら。

夜、水路を確認に行くと、親のニホンアカガエルが1匹、水路で休んでいた。

日没後もサンショウウオなど探したが、結局1日を通してたいした成果も無く、21時ごろ引き上げることにした。

帰路につき間もなく、路上に 車止めのゲートが現れた。
なんと、南京錠でしっかりと施錠されている!
マジ?
路肩に車止めてあったろ?
人が入っているのわかっててカギかけたのか?
山に閉じ込められた!これでは、帰れない。
困った、困ったぞ。
そういえば、北側のほうに舗装された農道があった。
あそこを降りれば里の集落へ脱出できるのではないのか。
なんとか帰路のめどが立ち、そちらへ車を進めてまもなく、信じられないことに車が激しくスタック。
ごががが!
なんでこんな場所でスタック発生?
スポーツタイプの四駆のタイヤが土砂を跳ね飛ばし、みるみる空転していく。
うーん、こりゃ前進無理だな、といってバックも無理。
脱出無理か?JAFロードサービス呼ぶか?
しかし、JAFを呼んでも道路が塞がれここまで来るのは無理。
ジャッキアップするにも、斜面でおまけに砂地で地面が不安定。
どうすんの。
寒い。

なんとか脱出に努め、穴を掘り砂を跳ね飛ばした試行錯誤。
谷の向こうの森で鳴くフクロウの声が聞こえてくる。
フクロウ、見たかったですね。。。。。
うんざりするほどのジャッキアップと失敗を繰り返したあと、ヘトヘトでラストチャレンジ。
ようやく抜け出せたら、既に午前1時を過ぎていた。
とほほほ、ハラ減った。眠い。
寒い。
もはやずいぶん力つきて、元来たゲートの前で車中泊。
「さっきの車を出している間に、サンショウウオ1匹ぐらい見つけられたかもしれない」
と、有鱗妖精さんのボヤキ。
あ”ー、無理、無理と思います、多分。
疲れてすぐに爆睡する。

午前5時50分。
工事作業の人達がやって来て、ゲートが開く。
おまえら、ここでなにしとんねん?みたいな鋭い視線を飛ばしながらおっさんらのクルマは通り過ぎ、奥へと走り去って行く。
ふぅー、かんべんしてちょうだい。
ハラ減った。

2020.05.01 Friday

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