本日は、鏡川自然塾『哺乳類フィールド実習』として、冬山に登って雪上の動物の足跡を探したり、年末に設置した自動撮影カメラの回収を行ったり、というメニューで地域の哺乳類の調べ方について学習するイベントでした。
高知市北部の工石山の賽の河原と呼ばれる場所に向かいます。
空気も緩む穏やかな天気・・・・・雪がありません。
足跡観察はサヨナラです。
野鳥をニラむの図。
ウグイスなのか?、ミソザザイなのか?
ところどころでテンやヤマドリ?などの動物のフンを観察していきます。
ニホンリスがモミの実を食べたあとだと思われます。
一時間ほど歩いて山深い賽の河原に到着。
設置していたカメラを回収して
タヌキ、ノウサギ、テン、ノネズミ・・・・・、撮影された動物を確認します。
小さな歓声も上がったり。
沢の水中のイシヅチサンショウウオ幼生。
少し里に降りてから、コテングコウモリがねぐらに利用する枯れ葉トラップも確認。
やはりこの季節に利用する様子はナシ。
大きな木の根元にムササビの糞が転がる。
サイズのイメージは正露丸くらい。
漢方で本当にクスリとして用いるところがあるんだっけ?
盛口満さんの本かなにかで読んだような、読んでないような、曖昧な記憶。
今後はここでムササビの観察をしてみましょうか、という話題になる。
「ムササビの糞」+「漢方」というキーワードで検索してみると、「五霊脂(ごれいし)」という漢方薬が引っかかってくる。
薬膳情報.net−中薬(五霊脂)
http://www.yakuzenjoho.net/chuyaku/goreisi.html
『五霊脂(ごれいし)
分類:活血化瘀薬
出典:開宝本草
処方用名:五霊脂、醋霊脂、霊脂炭
基原:
ムササビ科 Petauristidae の動物 Trogopterus xanthipes MILNE. EDWARDS.、 Pteromys volans L.
などの糞便
性味:苦、甘/温
帰経:肝
効能:活血止痛、化瘀止血
1.瘀血阻滞による生理痛、無月経、産後瘀 阻による腹痛および胸痛、胃痛などの証候に用いる。
五霊脂の性味は苦泄、温通で、肝経の血分に入り、活血、散瘀、止痛の作用があり、血滞による諸痛を治療する要薬となっている。
前述した婦人科の疾患および胸痛には、よく蒲黄を配合した失笑散を使用する。
胃痛には、延胡索、香附子、没薬を配合した手拈散を使用する。
2.出血で体内に瘀滞がある証候に用いる。
たとえば、女性の崩漏、生理の量が多い、色が紫っぽい、血塊があり、下腹部に刺すような痛みがあるなどである。
炒めて化瘀止血の作用があり、三七、乾地黄、牡丹皮などを配合して使用することができる。
このほか解毒の作用があり、蛇、蠍、蜈蜙の咬傷にも使え、内服、外用のいずれも用いることができる。
注意
妊婦には慎重に用いる。以前は五霊脂を人参と併用するのは禁忌とされていた。』
胃痛に効くのかな、飲んでみようかな。
とにかく、参加の皆さん、たいへんお疲れ様でした、ありがとうございました。
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ところで。
最近、がんばっている家人が夫婦の会話が不足している、と言う。
すいません、甘いものも買って来ました、では、なにか話そうか、と呼び水をながすとエヴァンゲリオンの設定の話やローカルご当地アイドルの話題(
はちきんガール)などビミョーな話題を振ってくる。
ゔぇー、概ねついていけません、どっちもよく知りません。
しれっと流すわけにもいかないし、どうしたらよいのでせう。