日中、山で作業。
野鳥が少ない。
夜、家人が借りて来たレンタルDVD「白蛇伝」を観た。「白蛇伝」は昭和33年の国産アニメ映画、若き日の宮崎駿がこのヒロインにハマったということで家人が借りた。
丁寧に美しく作ってあったが、映画・アニメの文法が今日と違うため、中盤に早々に寝た。
しかし、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモチーフや白竜のモチーフが既にそこにはあるのが発見だった。
大塚康生すごいなー。
で、うたた寝のあとに見直して、そのあとお借りした「もののけ姫」を観た。
とても面白かった。
ロードショー時に観た時には、自然と人間社会・技術文明の衝突の物語か世界的な物語かとして期待していたのに、結局数キロ四方くらいの山が焼けたり枯れたりってくらいの出来事だったので大変ガッカリしたのでしたが、承知で観直せば非常に面白かった。
関係ないけど、神殺しの物語なのだけど、物語に純朴過ぎる盲目的な自然崇拝や中途半端に「業」とか「カルマ」とか「輪廻転生」とか「大きな物語」とかのヌルい要素を持ち込まない宮崎駿が好きだなぁ、と今は感じる。
よくまぁ、アレを手描きで描いてペタペタ色をぬって、ぎっこんぎっこん撮影したなぁ、と思うと感慨深い。
終盤から作画にコンピューターが導入されているのだけれど、違和感ないし、このあとの「千と千尋」につながることも考えるといろいろ面白い。